逝くクルマ、来るクルマ
数ヶ月前から通勤車が調子を崩していたので次の物件を探していたところ、手頃なブツを発見したので、年の瀬ですが入れ替えすることにしました。
ただし、車種選定では、通勤用だからと言って燃費や使い勝手を優先して、安易に軽自動車や国産コンパクトなどを選んでしまうと、性格的に後々後悔するのが容易に想像できてしまいます。
基本的に変態チックでクセのあるクルマが好みなので、「街でほとんど見かけないクルマ」を最低条件としつつも、普段使いにも耐えうるクルマとして選考した結果、コレになりました。
世代交代のツーショット。
魅惑の「激安中古外車」の世界に浸ってみることにします。
某自動車評論家に言わせると、そこは「桃源郷」だそうで、一度踏み込んでしまったら最後、抜け出せなくなるとのことです・・・
ただ、「激安中古ドイツ車」は本当にポンコツなので、「激安中古ラテン車」に的を絞るというのがミソです。
新車でさえ普通の人ならビビッて敬遠するイタフラ車なので、中古ともなると程度の良いものが冗談みたいな価格で選びホーダイ!
無難を良しとする人が多いおかげで、世間ズレしている者にとっては良い世の中です。
思えば、初代インサイトも色々な面でエキセントリックなモデルでしたが、特にデザインが私のツボにハマっていたこともあって、充分に満足感を満たしてくれました。
今回のクルマはそれに比べれば常識的で違和感のない外観のため、まるでドライバーがフツーの人に見えてしまいます。
とは言っても、近年の日本車ではなかなか見当たらない2ドアのコンパクト。
4ドアのように所帯じみておらず、パーソナル然としているところがポイント高し。
また、このクラスにありがちな癒し系ではなく、活発的なデザインなので男が乗っても違和感がないかなと。
2004年式なので12年落ちにもかかわらず、内装は全く年式を感じさせないキレイな状態。
同クラスの日本車には当たり前の「本革のように見えるビニール」や「木のように見えるプラスチック」はどこにも無いが、大衆車的な潔さが感じられて清々しい印象。
また、樹脂部品のキズや劣化がほとんど見当たらず、シートの使用感も少なく、メーターパネルに至っては新車のような透明感をキープしている!
非常に丁寧に使用していたと思われる前オーナーに感謝せねば。
さて、44,000kmから始まる通勤車の第4章。
このモデルは特有の問題を抱えていることも事前に調査済み。
まあ、日本車のようにいかないことは百も承知だし、幸い私の場合、ラテン車を含む欧州車系トラブルについては既に免疫ができているので、たまの故障も楽しみながら逝けるかな~