延命処置と耐熱テスト
さて、前回のフライトで空中分解した軽マート。
スピンナーコレットがプロペラもろとも飛んで逝ったまでは良かったが、バッテリーハッチも道連れにしたあげくにカウリング粉砕と踏んだり蹴ったり。
ここまでくると、軽マートの去就問題にまで発展しそうだが、もう少し可能性を探ってみることにしよう。
あらためて見てみると、結構逝っています。
この状態から復活するためには、最低でも「コレット」「スピンナー」「プロペラ」「カウル」「ハッチ」の5点が必要。
ハッチは自作するしかないが、この機体に追加投資はしたくないので、他のパーツは在り合わせで何とかシノギたいところ。
と、思って「ラジ箱」を探していたら、あった!
スペアとして取り寄せておいたのを完全に忘れていた。
いちばん難儀なパーツが揃ったことで、復活の線が現実味を帯びてきた。
プロペラとコレットは手持ち在庫で無問題。
今回はダイヤを小さくして10✕7で逝ってみよう。
コレットの軸が太いので、リーマーで適当にグリグリ。
良いのか悪いのか、APCの材質は面白いように削れていく。
問題は「バッテリーハッチ」。
ラジコンやってて最も不得手なのが自作で、とにかく工作センスがない。
ここで失敗してしまうと、せっかくの復活テンションがダダ下がりになってしまうので、今回の最重点事項といってもいい。
角棒とバルサ積層を駆使して荒組みし、それらしい形になるまで気合のサンディング。
あらかじめ計算したとおりのサイズに仕上がることはまずないので、現物合わせで少しずつ調整して何とか生地完成までこぎ着けた。
久しぶりのフィルム張り。
経年劣化してしまった10年前のオラカバ白をひっぱり出し、シワ&気泡と格闘しながら強引に押さえつつ、現物合わせのフリーハンドで銀と赤のカラーリングをでっち上げた。
ハッキリ言って最悪の出来・・・
あいにくスピンナーだけは適正サイズの手持ち在庫がなかったので、エアクラフトの激安スピンナーを調達。
バックプレートを含むオール樹脂製の、いかにも安物風情だが、回してみた感じではキット付属のものより遙かにバランスが良いのだから侮れない。
しかし、このクリアランスは見る人によっては発狂モノでしょうな。
というわけで、まさかまさかの軽マート延命処置が完了し、本日7月1日、テストフライト決行!
最後のフライトは4月だったが、すでに季節は夏真っ盛り。
しかも本日は30度越えの真夏日とあり、図らずも耐熱テストも兼ねたフライトとなりました。
ところが、この炎天下でありながら専用赤帽子を忘れてしまい、機体とともに自分の耐熱テストも実施することになったのは想定外。
ただ、今日は気温は高かったものの、絶えず心地よい風が吹いていたのが救い。
これで無風だったら完全に逝っていただろう。
それなりに風が強く飛行条件は良くなかったが、テストとしては特に問題なし。
というわけで「軽マート復活作戦」完了~